ミヤマカミキリとアカアシオオアオカミキリ+おまけ
ミヤマカミキリ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
9月に入り、夏休みも終わった頃なので山梨へと足を伸ばしてみた。そろそろ子供達の取りこぼしが表に出てくるのではないかという予想だったのだが、それ以前に虫の姿は微妙に少なくなっているように感じた。まあそれはともかくとして、この日目にとまったのはミヤマカミキリ。シロスジカミキリと並ぶ大型種ではあるが、体色が茶色一色な上にほぼ完全な夜行性ということもあり、シロスジほどの人気はないかもしれないがそれでも存在感は十二分だ。
ところでこのミヤマカミキリ、場所によっては時々大発生を見ることがある。安定した発生を見る地域もあるだけに、そのメカニズムがどうなっているのかよくわからない。
ミヤマカミキリ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
顔はチョイ悪オヤジ系?
実際気が荒く活動的なカミキリムシなので、触る時は噛み付かれないように注意が必要かもしれない。噛まれると結構痛いです(経験済み)。
アカアシオオアオカミキリ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
アカアシオオアオカミキリもまた夜間樹液に集まるカミキリムシ。夜行性の虫としては異例の美しさだが、美麗種揃いのオオアオカミキリ一派の一員と考えれば当然かもしれない。以前はどの樹液にもベタベタとたくさん集まっていたものだが最近はその姿を見ることも珍しくなってしまった。周りの環境がそこまで変わったようにも思えないし、乱獲の対象になるような虫でもない。恐らくは人には感じられないような些細な変化が影響しているのだろうが…。
アカアシオオアオカミキリ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
樹液をひとしきり吸ったところで産卵を始めた。
これからもこの美しい姿を見せ続けて欲しいものだ。
キノコゴミムシ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
さて帰ろうかと思ったときに見つけたのがこいつ。最初はヨツボシケシキスイかと思ったが一回り大きかったので気が付いた。たしか割と少ない種類だったはずなのだが…。
それにしてもこのカラーリングにはなにか意味があるのだろうか。ヨツボシケシキスイしかり、オオキノコムシ然り…テントウムシ擬態だとしても夜行性の彼らにとってどれほどのメリットがあるのか、疑問である。
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2007.09.05 | Comments(2) | Trackback(0) | 甲虫
