忙しい日とムツボシテントウ
EOS20D SIGMA17-70zoomDC
EOS20D EF100mmMacroUSM
一昨日は仕事、昨日は病み上がりとイマイチ動けなかったのでその分今日はちょっと頑張らないとマズイですね。
そんなワケで、今日は朝イチから結構忙しく動きました。
午前中はヒメギフチョウを追いかけて、午後はヒメシロチョウを追いかけて、その合間にオオルリさ見て喜んで、夕方からは地味ムシを探索。
…こうして書いちゃうとあんまり忙しそうに見えないなぁ。
ケド、それなりに大変だったとですよ。
ちなみにヒメシロチョウはワタクシ的に初めてさんだったりします。さて、夕方の地味ムシ探索で見つけたのはムツボシテントウであります(写真上)。特に珍しいわけでもなく、どこにでもいるテントウムシですね。今の時期はサクラの幹を這っているのをよく見ますが、この姿を見てピンと来る人はあまりいないでしょう。何しろその体長は2.0-2.6mm。米粒の半分程度の大きさですからフツーの人はまず気づきません。
このムツボシテントウ、よく観察していると樹皮の隙間に頭を突っ込んでなにやらゴニョゴニョとやっております(写真中)。どうやらエサを食っているようですがなにやらよくわかりません。この仲間はどーもカイガラムシを食うようで、この場合はサクラアカカイガラムシってヤツを捕食している模様。その瞬間を撮影しようと何度もチャレンジしてみましたがナリは小さくともテントウムシ、こちらの動きに結構機敏に反応しやがります。なろぅ、ちょこざいな!!
こういうときはいつもの戦法、鈍感なヤツを探すに限ります。何匹か様子を伺えば一匹くらいはニブイやつがいるんですよ。で、何匹か撮影しているうちになんとかそれらしいものが撮れました(写真下)。前足で押さえ込んでる赤いのがカイガラムシらしい。ファインダーを通してみると…おお、やってるやってる。ガッシュガッシュとカイガラムシを齧っております。
調べてみるとこやつら、いままでメスしか見つかっていないようです。いわゆる単為生殖を行うらしいんですね。となると気になってくるのはその幼虫。同じようなカイガラムシを捕食するんでしょーか。現在の様子を観察する限りでは繁殖はこれからのようです。夏にも継続して観察すれば彼らの幼虫にお目にかかれるのか…?
なにぶん小さいので追いかけられるかどうかわかりませんが、ちょっと気に掛けてみましょうかねぇ。
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2006.05.05 | Comments(4) | Trackback(0) | 甲虫
