ホシミスジ?越冬幼虫
ホシミスジ越冬幼虫巣 EOS20D Sigma15mmfisheye+kenko1.4xtelecon ストロボ
前から気にかけていても、なかなか出会えないものがいる。
自然観察なんてものは、えてしてそんなパターンばかりだが、それでもしつこく探してさえいれば時には報われることだってないわけではない…と、まあ今回もそんな話。
ホシミスジというチョウは自分にとってはどうにも微妙な位置づけにあるチョウ。全く見ないというわけではないけれど、じゃあ何時、何処で会ったのかと聞かれれば…はて、いつだったかな?と首を傾げてしまうような、そんな存在だったりする。ところがそんなチョウも、越冬時には食草の葉を丸めて越冬するということだけは聞いたことがあった。どこかで見つかるのではないかと食草のユキヤナギなんかが植えられているところを見る度に探してみてはいたが、そう簡単に見つかるわけがない。結局今まで接点がないまま時間は過ぎていた。
ホシミスジ越冬幼虫巣 EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ
今日はミドリシジミの越冬卵でも確認しておこうと茅野市の某所へ。ミドリシジミの卵のほかにもメスアカミドリの越冬卵(残念ながら殻のみ)を見つけたりした帰り道、遊歩道のわきに植えてあった小さなユキヤナギの株が目に入る。条件反射的に見てみればそこには小さく折りたたまれた枯れ葉がついているじゃーないか。しかもちょいと触れてみればどうも糸で補強されているようだ。
むっ?
こりゃビンゴかしらん?
ホシミスジ越冬幼虫 EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ2灯 トリミング
失礼して葉っぱを開いてみると、そこには小さく縮こまった可愛らしい幼虫が収まっていた。
体長は5mm…もあるかなあ?
いやはや、ようやく見つけられたよ…。
ちょっとした安堵感とともに、なんだか頭のどこかに引っかかっていたものが取れたような気もする。
冬の昆虫観察はこうやって一つずつ、地道に地道に進めていくしか方法がないんだよなぁ。
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2008.01.07 | Comments(2) | Trackback(0) | チョウ
