ハンミョウ
遅れ気味の今年の春。いつもならばGW中に見られる昆虫たちが今頃になって姿を現し始めた。
車で走っていると途中でウスバシロチョウが目に入ってくる。
むむ、今年の初見ですね。
ウスバシロチョウが出ているってことは、今年もそろそろハンミョウが出ているはずだ、といつもの観察地へ。やっぱりいたいた、班猫(はんみょう)です。
数ある日本の甲虫の中でその美しさはトップクラスといってもいいでしょう。その派手な姿は野外でも良く目立つ…ことはないんですねぇ、これが。
ハンミョウの好む環境としては川原なんかが挙げられますが、こういったジャリジャリしたところでは彼らの姿はほんと見つけづらくなります。とくに晴天で直射日光が当たってたりすると彼らの模様は非常に優れた隠蔽効果を発揮するわけで、たとえそこにいることが分かっていても一度目を離してしまえばもう見つからない。
図鑑の標本写真を見ただけだと生物の色や形態の意味まではなかなか分からないものですよね。
こういう「目から鱗」的な発見をするたびに、イキモノって面白いなぁ…とつくづく感じます。
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2006.05.14 | Comments(2) | Trackback(0) | 甲虫
