キベリヘリカメムシとその他諸々
キベリヘリカメムシ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
先週末の3連休は静岡から友人S君が遊びにやってきた。
彼とはお互い昆虫の写真を撮るということで学生時代からの付き合いである。
自分なんぞよりはるかに上手い写真を撮る人なのだが、ブログもやってないみたいだし、その写真がメディアに出ることはほとんどないようだ。
まことに勿体ない。
さて、今回は自分がナビゲーターということで、日曜日に一緒に北信へと行く。
最初に訪れた草原で見慣れぬカメムシをたくさん見つけた。そういえば以前訪れた際にも見かけ、やっぱり気になって連れて帰ったような記憶がある。最近は情報に疎くなっていた私だが、S君曰く、このカメムシは北海道や東北以外ではなかなか見られないものらしい。二人でしこたま写真を撮って、ホクホクしていた。
キベリヘリカメムシ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
アカツメクサから吸汁する。
ここでは主にアカツメクサとクララをホストとしているようだった。
しかしながら、漆黒のボディに黄色のラインが鮮やかに入ったなんともおしゃれなカメムシだ。
ただし臭いはお世辞にも褒められたものではなく、なんというか、汗が腐ったような、不快感のある臭いを出す。キンカメ系はかんきつ系の爽やかな香りだし、他のカメムシの匂いも嫌いではないが、これにはちょっと閉口した。
ミヤマアカネ未成熟 EOS5D EF100mmMacroUSM
ミヤマアカネの未成熟個体。近くの田圃で羽化したものだろうか。
クロシジミ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
目の前のオカトラノオにひらりと舞い降りたクロシジミ。
既に時期も終わりでボロボロだが、吸蜜しているところは初めて撮影できたので満足。
イトトンボの一種 EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
ついでに近くを回ってみることにした。目についたのは、別荘地の中にある湿地。
さほど大きくないが、周囲をハンノキ林に囲まれ、水面が見えないほどミツガシワが繁茂している良い湿地だった。ヨツボシトンボを追いかけてS君が湿地に分け入っている間、こちらは周囲を歩き(長靴を忘れたから)、美しいイトトンボを発見。どうやら湿地の中にもいるようだ。
現場ではよく種類が分からず、家に帰って絵合わせ同定。
頭頂部と腹部付け根の斑紋からオゼイトトンボかも…?と推定するが、そんな貴重なイトトンボに自分が出会えるとも思えない。
詳しい方、ヘルプぷりーず。
ミドリシジミ EOS5D EF17-40mmf4LUSM ストロボ トリミング
この日の最後を飾ってくれたのはミドリシジミ。
珍しく舗装路の上で卍巴をやってくれたので飛翔に挑戦したが、どうも思ったように写っていなかった。まだまだ修行が足りない。
一日中動いたので少し疲れたが、充実した一日だった。
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2008.07.24 | Comments(0) | Trackback(0) | プチ遠征
