ツマグロオオヨコバイの産卵
今日は久しぶりの晴れ。先週は一日しか時間が無かったのでフィールドに出た気がしなかったんですが、今日はガッツリ出歩くことができました。全体の印象としては、やっぱり季節が遅れている感じがしますね。大体10日から2週間くらいかな?春から初夏へ、変化がめまぐるしい季節の到来です。
今日は初めてみるものがありました。
とはいっても、それはツマグロオオヨコバイ。最近では?通称「ばななむし」ともいうようですね。
日も沈みかけ、さあ撤収しようかと車に戻ろうとしたときに、いつもとちょっと違った姿勢をしている個体に気が付いた。「ん?」と思って見てみると、イネ科植物の茎に産卵管をつき立ててまさに産卵の真っ最中。体と比べて大きめの産卵管の先には朧げながら卵のような形が見て取れる。卵は複数あるようですが、産卵管を抜くような動作は見られなかったので一度に複数の卵を産みこむんでしょうね。省エネ?
この虫はワタクシにとっては初めて和名を覚えた虫として、昔っからの馴染み深い存在でした。しかしこの虫自体は良く見るけれど、その生態に関しては全く知らないことだらけ。灯台下暗しとはよく言ったもので、あまりにも身近すぎて今まで全くノーマークでした。以前には求愛らしき行動も観察したし、これは意外と掘り下げることのできる被写体なのかもしれないですなぁ。
- 関連記事
2006.05.21 | Comments(3) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
