玄関の珍客:マエグロハネナガウンカ
マエグロハネナガウンカ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
昨晩の夕食後のこと。
いつもどおり玄関で一服していると、灰皿の根元になにやら落ちているのに気がついた。
最初はイトトンボの翅かとも思ったのだが、顔を近づけてよく見るとそれはハネナガウンカ。
しかも今まで見たことがないくらい大きい。
これは………!!
早速身柄を借り受け図鑑をめくるが、そこは流石?ハネナガウンカ、情報少なすぎ…。
少ない記述を参照し、ネット上の情報も複合したところ、最後はマエグロハネナガウンカという種類ではないかという結論に至ったのだが…間違ってたらご指摘ください。
マエグロハネナガウンカ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
ハネナガウンカ類は普段あまり接点がないが、かつてアヤヘリハネナガウンカという美麗種の写真を見たことがありいつも気になっていた。
今回もこれはアヤヘリでは?と最初は思ったものの、残念ながらハズレ。
とはいえこちらの翅も角度によってはえもいわれぬ幻光を湛えるようだ。
前翅前縁の黒地にオレンジの翅脈という組み合わせも非常に印象的で、熱帯海水魚のアカククリ(幼魚)を彷彿とさせる。
マエグロハネナガウンカ EOS50D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
ハネナガウンカ類で面白いのは、種類によっては幼虫がキノコの菌糸を食べるという輩もいるというところ。御多聞にもれず、このマエグロハネナガウンカもそういった生態をしているらしい。
確かに以前、ブナ立ち枯れの幹につくたくさんのハネナガウンカを見かけたことがあるし、半翅目にもヒラタカメムシやキノコカスミカメといったれっきとした菌食屋さんがいるのだから、ウンカが菌類を採餌していても何ら問題はなかろう。
ウンカというとイネ科草本の害虫というイメージが強いが、なんだかんだ言って、いろいろな所に入り込んでいるんだなぁ…。
う~みゅ…多様性バンザイ!!(笑)
それはそうと、アヤヘリハネナガウンカ…見たいなぁ…。
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2008.10.10 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
