初夏の飯田を行く
EOS20D EF100mmMacro
EOS20D EF100mmMacro ストロボ
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更新の間が少し空いてしまいました。仕事があるのはありがたいけど忙しいってのも考え物ですね。ま、世の中そんなものかもしれませんが。
今日はオオシモフリスズメの幼虫たちをリリースしに飯田まで行ってきました。出発時にはあまりよくなかった天気も目的地に到着する頃には回復し、さてと手ごろなサクラを探していく。
あちこちの株に数匹ずつ分けて幼虫たちを放していくとその擬態っぷりに改めて驚かされた。梢が風に揺れるたびに幼虫たちの姿が消えていく。全て放し終わった後に改めて探しなおしてみたが、その殆どは見つからなかった。気が遠くなるほどの年月を経て獲得したその模様は伊達ではなく、こうして彼らは生き残ってきたんだろう…。幼虫たちの行く末が少々心配だがこれでいいのだ。彼らのうち一匹でもいい、来年の春に夜空を舞ってくれることを願う。
リリースを終えて肩の荷が下りた感じがするが、どうせここまで来たんだし少しぶらついていこう、と周囲の林縁をフラフラと歩いてみた。
ヴー…ンと重みのある羽音を響かせてオオスズメバチ女王が飛んでいく。飛び出したコナラの木にはやっぱり樹液が染み出していた。しばらくして再び女王がやってくると、それまで群がっていたハエたちがパッと飛びのいて遠巻きに様子を伺う。そんなハエたちにお構いなくゴリゴリと樹皮を齧り始める女王。スズメバチはこうやって樹液の出を良くしてくれる。
この時期のスズメバチはみな女王なので攻撃性は低く、相当のことをしなければ刺されることはないのでアップでも撮影してみた。ただしかなりでかいので眼前を飛ばれるとちょっとだけ恐い(笑)。
同じ樹液にはヨツボシケシキスイの姿もあった。大きな個体はオオアゴが発達して外国産のヒラタクワガタを髣髴とさせる。個人的には結構カッコイイと思うのだが、なぜだか誰にも相手にされないちょっと不遇な虫だ。本人たちにしてみればきっとそっちの方が都合がいいんだろうけどね。
2006.05.28 | Comments(9) | Trackback(0) | 雑記
