コケオニグモ
コケオニグモ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
久しぶりにフユシャク夜回り。今年はあまり出かけないうちにシーズンが終わってしまいそうで怖い。
今夜はいつもの公園で散策したものの、思いのほか収穫はなし。
だが、一回りしてさて帰ろうか、というところで気になるものを発見した。
遠目から見るとクモの糸に引っ掛かったウメノキゴケの破片だが…さてはてビンゴくるかぁ…?
少し期待しながら近づいて確認すればまさしくビンゴ!!
2度目のコケオニグモとの対面だ。
コケオニグモ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
しばらく撮影していたらストロボ光を嫌ったのか糸を織り、幹に降りた。
初めてこのクモと出会ったのもこの公園で、しかも今回の隣の木だった。ちなみにその時は変な色のオニグモということで済ませてしまったのだが、後々調べてみると記録の少ない種とのことで、きちんと撮影しなかったのが少々残念だった記憶がある。
そんなこのクモのことを思い出したのは、数か月前に昆虫写真家の新開孝さんから頂いたメールの中に本種の名前が入っていたときだった。
そのあとはマメイタイセキグモを見つけるという幸運にも恵まれ、なんだか最近クモづいてるなぁ…と思っていたらコケオニグモとの再会。
縁とは不思議なものですねぇ。
コケオニグモ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
前回見つけた時はサクラの樹皮に堂々とくっついていたのですぐわかったけれど、コケオニグモの写真としてはちょっと物足りないものだった。今回はちゃんと?ウメノキゴケのある場所にいてくれたので、そのコケっぷりを堪能。
実際静止しているとウメノキゴケによく溶け込み「案外目立っちゃうんじゃないの~?」というこちらの予想を見事に裏切ってくれた。
フユシャクを探していると気付くけれども、こんな寒い時期になってもクモは案外巣を張って活動している。
コケオニグモに関しても、実はそういうシチュエーションがあるのではないかとうすうす思っていたから、今回はちょっとニヤリとしたい気分だったりする。
冬の夜に出会えるのはなにもフユシャクだけではないのだから、副産物もちょっと気にしてみると存外面白い。
あ、夜の撮影は夢中になりすぎて時間を忘れてしまいがちなのでそこだけは注意しましょうね~。
2008.12.02 | Comments(3) | Trackback(0) | クモ他 節足動物
