北信・新潟プチ遠征その2 ~マグソなアイツに会いに行く~
今日はプチ遠征の続きです。
今回の目的は大きく3つありました。
一つは前回アップのギフチョウ。そして二つ目が今回の「マグソなアイツ」であります。
当初は初日からガッツリ撮影する予定だったのですが、当日起床してみると既に時刻は午前9時…。これじゃあギフにはちと遅かろう、というわけで途中で寄り道をしていくことになったのでありました…。
ん…?あれは…。小さな虫が飛んでいたので叩き落してみます。
うお、いきなりビンゴ!
こちらがお目当てのムシ、その名も「マグソクワガタ」です。この個体は♂のようですね。しかしどう見てもこりゃコガネムシ…。
このマグソクワガタというやつは以前からコブスジコガネ科とクワガタムシ科、どちらに所属するのかよくわからなかったムシで、成虫の形態はコブスジコガネ科、幼虫の形態はクワガタムシ科にそれぞれ似ているらしいです。現状でも研究者により意見の相違がありそうです。
♂がブンブンと飛び回っているので飛翔にもチャレンジしてみましたがさすがに上手くいかないですね。何よりも被写体が小さいですなぁ。左下の方に写っているのですが分かりますか?
噂では一日に三桁採れたとか、そういう話を聞くのですが、ここでの個体数はそれほど多くないようでした。♂は飛翔していないときは草むらの地面に降りているようです。覗き込んでみるとこんな姿が…。
♂よりもさらにコガネムシライクな♀。二匹見つけることができました。マグソクワガタでは性比に極端な偏りが見られ、♂が数十匹採れても♀は数匹、あるいは全く採れないようなことがよくあるようです。この傾向はマグソクワガタのみならず、同じような生態(出現期が短く、晴天の昼に多数の♂が群飛する)をしているコガネムシに多く見られる特徴ですね。
そうこうしているうちにタイムアップとなりましたので撤収。
いつもこんな風に行けばいいんだけどなぁ…とブツブツつぶやきながら、ホックホクの顔をして現地を発つワタクシでありました。
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2006.06.05 | Comments(5) | Trackback(0) | 甲虫
