ミツガシワとクロサンショウウオ
ミツガシワ EOS50D EF70-200mmf4LISUSM
GW編の続き、最終日。この日は引き続きやせがま氏を拉致したまま新潟へ。当初の週間天気予報は見事に外れてくれて、またもや曇り。朝諏訪を出るときには雨だったが、新潟へ入ると雨だけは止んだ。とはいってどんより曇ったままなので、前日と同じく花をメインに撮影することにした。
今回久しぶりにミツガシワの花を撮ることができた。雪国ではそれほど珍しいわけではないが、普段の活動エリアではまず見たことがない花だ。
ミツガシワ EOS5D EF17-40mmf4LUSM
群落は残念ながら近づけないところにあって、近くに寄れたのは飛び石的な部分だけ。
しかしながらこの池、背景を見てわかるかもしれないが、コウホネが異常に豊富だ。ほかにもミズオオバコやイヌタヌキモ、サンショウモやマツモといった今激減している植物が多いのもここのよいところ。
ミツガシワ EOS5D EF100mmMacroUSM
このもじゃもじゃが毎回気になる。
シュレーゲルアオガエル EOS50D EF100mmMacroUSM
田んぼの周りにはシュレたんが多かった。
クロサンショウウオ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
今回やせがま氏が見たがっていたものの一つ、クロサンショウウオ。この土地のブナ林を語る上では外せない、森の住人である。実はサンショウウオの成体というのは基本的に土中生活を送っているため、専門家でもそう簡単にお目にかかれるものではない。だが、そんなサンショウウオの成体にも比較的見やすい季節というのがあって、それが繁殖期に当たる早春から春。普段はまず外に出てこないサンショウウオが、産卵のために水場に集まってくる。
今の季節はちょうど繁殖期の終盤あたりになるため、できれば見たいというのが要望だった。やせがま氏はこのためにわざわざウェーダーまで持ってきていたのだが、私が案内したのはそんなものが必要ないところ。私が長靴も履かずにタモ一本で掬いあげてしまったのを見て、少し驚いたようだった。
ちなみに落ち葉の間に落ちているのはブナの花穂。今年は多めだったようにおもうが、どうだったのだろうか。
2009.05.10 | Comments(3) | Trackback(0) | 両生類・爬虫類
