トワダカワゲラの一種・幼虫
沢 GR-DigtalII
この土日はいつも通りいくつかの場所を梯子。
いつも通りと言っても、春から梅雨に入るあたりの時期というのはいつも身の振り方に困る。虫は一杯出ているのだけど、どうも一つに集中しようという気になれなくて、なんとなくやるせない気分のまま一日を無為に過ごしたことも一度や二度ではない。今年は幸いいくつかの情報を教えていただいたのと、キマルリなんかの昨年以前からの宿題をなんとかしようと思っているので、あまり退屈しないで済むかもしれない。
いつもいく渓谷の林道わきにある小さな流れ。なんとなくムカシトンボでも飛んでいそうな雰囲気だがどうだろう、と思って足を止めた。ムカシトンボはかつて裏高尾で一度見たのみだから、まだまだ自分の中では未知の昆虫だ。標本を見たことがあるから間違いなく諏訪にもいるはずだけど、いまいち時期が絞り込めなくて出会えていない。もちろんこのときも見つからなかったわけで…さてはて、待望のXデーはいつ来るのやら…。
トワダカワゲラの一種・幼虫 EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
それでも運が良ければヤゴは見つかるかな?と、いくつか石をひっくりかえすとトワダカワゲラの幼虫が出てきた。大学卒業後、しばらくバイトしていたアセス会社で小耳に挟んだところによれば、ムカシトンボのヤゴとトワダカワゲラは一緒に採れることが多いらしい。…ってことは、今回は当たらずとも遠からずというところかなぁ。
実を言うと、いわゆる川虫の類はとことん苦手。嫌いなわけではないけれど、どうにも食指が動かなくていままでノータッチで来てしまっている。そんな中でこのトワダカワゲラというやつは、形も特徴的だし覚えやすい。確かこの辺のはミネトワダという種類だったかな…と家で資料を探してみたが、残念ながら見つからず。きちんと同定したわけではないし、今のところ我が家に詳しい資料はないから調べようもないのでsp.扱いにしておこう。あとは、忘れずに秋にもう一度来てみないと。
翅のないトワダカワゲラの成虫、やっぱり一度は見てみたい。
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2009.06.10 | Comments(0) | Trackback(0) | 川虫
