梅雨の虹色
タカチホヘビ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
先日、会社帰りに立ち寄った渓流脇。梅雨空の下、大したものも見つからないだろうと思っていたら、石の下に小さなヘビを見つけた。いままで見たことのないような質感の黒っぽいヘビ。
「ひょっとしてタカチホ?」
いつものことながら、独り言。
発見現場 EOS50D Sigma17-70mm
タカチホヘビについてはあまり良く知らなかったのだが、知り合いから話を聞くにそれほど珍しい種類ではないとのこと。曰く「雨の夜によく轢かれている」とか、曰く「雨の夜に切り通しの下を探せば必ず見つかる」といった話で、雨が鍵を握っているだろうことは確実。ということは、タカチホヘビは梅雨らしい獲物と言ってもいいのかも。
上の写真が発見した場所。中央左手の赤茶色で少し大き目の石の下に入っていた。
雨の日、切り通しの下、見事に条件と合致しているのは偶然だろうか。
タカチホヘビ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
タカチホヘビがなぜあまり有名でないかというと、彼らが基本的に土中生活者であり、表に出てくるのが雨の日の夜ぐらいなものだということがあるだろう。手に持つだけで弱るとか説明されるほど高温と乾燥に弱く、専らミミズしか食べないなんて特徴もそこに拍車をかけているのでは?
ちなみに切り通しの下でよく見つかるというのは、ミミズを探して徘徊していた彼らが崖から落ちてしまったというのがコトの真相…かどうかはよくわからない。でも、きっと似たようなものなんだろうと思う。
タカチホヘビ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
上の写真のように、自然光を併用して撮るとパッとしないタカチホヘビも、ストロボを使って撮ると、見事な虹色光沢を見せてくれる。この色、他の色味どころと比べて遜色ないんじゃなかろうか。
話は変わるが今朝、久しぶりに奇麗な虹を見た。
鬱陶しいと言われる梅雨の季節も、色々と良いものを見せてくれる。
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2009.07.07 | Comments(5) | Trackback(0) | 両生類・爬虫類
