オオコクヌスト
オオコクヌスト GR-DigtalII
先日ムモンアカを案内した時のこと。カラスシジミを探すと言って消えたDX-9さんが「これ何かわかりますか?」といって画像を見せてくれた。
「あれ?これオオコクヌストじゃないですか?」
聞けばすぐ近くのアカマツ伐採木に複数来ていたという。さっそく案内してもらうと確かにそこにはオオコクヌストの姿。想像していたよりずっと早い動きで伐採木の上を徘徊している。見た目はやたらゴミムシライクな姿をしているが、ちょっと違うぞ的な雰囲気がイイ感じだ。このへん、エンマムシモドキなんかとも共通する。
オオコクヌスト EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
コクヌストとは変な名前だが、漢字になおせば"穀盗人(こくぬすっと)"。
ストレートなんだかヒネってあるんだか…。
コクヌストの仲間はそれほど大きくないグループだし、まず普段の生活の中では縁のないあたりだとおもう。実際には貯穀害虫となる種は多くなく、大抵は他の昆虫を捕食したり菌類を採餌しているそうな。
今回のオオコクヌストもそのクチであって、主にマツ類の樹皮下でキクイムシなんかを捕食するらしい。ふむ。その現場も見てみたいなぁ。
しかし、樹皮下にいる昆虫というのは大概が昼間は大人しくしているものだと思っていたが、オオコクヌストはその範疇には入らないみたいだ(あくまで今回見た限りでは)。真昼間から動き回り、メリメリと音を立てて樹皮下に潜り込もうとするのだから…いやあ、びっくりした。
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2009.08.12 | Comments(2) | Trackback(0) | 甲虫
