シラミバエ
シラミバエの一種 EOS50D MP-E65mmMacro ストロボ
今日は盆休み最終日。
勢い込んで3か所を梯子したものの、大した成果はナシ。
まあそれでもこういう下見みたいなことも必要、と割り切ることにした。
さて、ここのところ山へ行くたびに自分にちょっかいを出してくる虫がこのシラミバエの一種。今まではほとんど見たことなかったのに、最近だけで5、6回、いやもっとかな…とにかく飛んでくるのだ。向こうから。最初は偶然かと思っていたが、こう頻繁にあると偶然とは考えにくい。大抵はシカのトラバースをたどって斜面を歩いているときのことなので、ひょっとしたらシカをホストとしている種類かとも思うが、これも推測の域を出ないのが現状だ。だが、もしシカをホストとしているようなら最近シカがやたらと増えていることともリンクする。
飛んできた個体はまたすぐに飛んで行ってしまうのでなかなか写真は撮れないが、時々もがいている間抜けがいるので一匹つまんでみた。
ちなみにこの個体、半〆にしようかと思ったのにいきなり逝ってしまったので、カッコなどはあまり気にしないで見ていただきたい。
シラミバエの一種 EOS50D MP-E65mmMacro ストロボ
ホストにしがみつくためか、足は頑強。頭の下に見えているのが口器だろうか。
同じように鳥や哺乳類から吸血するノミ類が縦に薄くなったのとは対照的に、シラミバエ類は扁平な体つきをしている。
シラミバエの一種 EOS50D MP-E65mmMacro ストロボ
腹部を撮影してみてびっくり、ごんぶとの刺毛がびっしりと生えている。
これもホストから振り落とされないための工夫?
寄生生活を送る者の意地を見たような気がした。
2009.08.16 | Comments(6) | Trackback(0) | ハエ・カ・アブ
