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ノコギリクワガタ

ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
9/20、ガロアムシを撮影した後は山梨の北杜市へ。久しぶりに夜の樹液を回ってみた。
採集者が少なくなったこの季節、油断したオオクワが顔を出していないかと期待していたのだが、そう上手くいくはずもなく、見つからなかった。まあいまどきオオクワなんてそう見つかるわけがない。
かわりに頑張っていたのはノコギリクワガタ。
ほとんどの個体がオオアゴが欠けていたりして満身創痍といった状況だったが、それでもこの季節にまだ頑張っているんだなぁと妙にうれしくなった。
意外かもしれないが、実はノコギリクワガタは当ブログ初登場(のはず)。
何故かはわからないが、各地で普通種のノコギリクワガタも諏訪ではとても少ない。
個人的な印象では一番多いのがスジクワガタ、次いでコクワ、アカアシが多く、だいぶ離れてミヤマ、ノコと続く。
原因はわからないが、クヌギの林がほとんどないのが一つの要因なのかもしれない。
ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
一本だけやたらと樹液を出している木があり、そこに一通りの個体が揃っていた。
まずはノコギリクワガタの由来となったであろう小歯型。
ノコは個体変異が大きく、大きさによってそれぞれ別々の呼び方をされていることもあるようだ。
クワガタブームがあっても、そういったことにはあまり触れられなかったし、ひょっとしたら昔からの呼び方がこのブームで消えてしまったのではないか…とちょっと心配でもある。
ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
中歯型。
今回は久しぶりにマクロツインストロボを引っ張り出して使ってみたが、この写真ではマクロツインのイヤな部分が見事に出てしまっている。
とはいえ、マクロツインは高倍率接写や夜間の撮影には便利なので、適材適所なのかな…。
ちなみにこのマクロツインストロボは純正ではなく、サンパックの昔のストロボ(しかもニコン用)に、OM時代のオリンパスマクロツインストロボの発光部を無理やりくっつけたもので、レンズに発光部を固定するリングはキヤノンのフードと多国籍軍仕様。
もう5年以上前に作ったものなので当然TTLなんて使えないが、銀塩時代を思い出しながら使っている。
ときどき純正も欲しいと思うけれど…高いんだよなぁ…。
ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
♀をガードする大歯型の♂。
ようやくノコらしいノコの写真が撮れた。
ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
クワガタの♀はどれも似ていて分からない…というが、本州産のクワガタではノコとミヤマが特にわかりやすい。
通常赤みが強いことが多いが、この個体は黒め。
長卵形の体形と点刻の粗い鮫肌状の質感を覚えておけば、まず間違えることはないと思う。
夜空
夜空 EOS5D Sigma15mmfisheye
気がつくと意外と冷え込んできていた。
車につけてある温度計は12℃を指している。
見上げた雑木林の上空には、秋らしい星空が広がっていた。

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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真

2009.09.22 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

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生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
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