ミヤマシロチョウの越冬巣
阿弥陀岳 EOS50D Sigma17-70mm
今日はぽんぽこ山本さんに誘われて、原村ミヤマシロチョウの会の越冬巣調査に参加してきた。
心配していた天気も朝はよく晴れて冷え込み、調査地へ向かう途中、雪化粧をした阿弥陀岳が美しい姿を見せてくれた。
ミヤマシロチョウと言えば八ヶ岳を模式産地とする高山チョウだが、約10年前、一度だけ飛んでいる姿を見たのが自分とミヤマシロチョウとの唯一の接点であって、以来さっぱり縁遠い存在だった。
ミヤマシロチョウ越冬巣 EOS50D Sigma17-70mm
そんなミヤマシロチョウとの二度目のコンタクトは越冬巣となった。
ミヤマシロチョウは越冬する際に幼虫が集団で巣を作り、その中で越冬するそうな。
本では読んだことがあるが、実物を見るのは初めて。
調査地点は沢沿いの崩落地あとで、そこに食樹であるヒロハヘビノボラズがバーっと生えている。
最初に越冬巣のレクチャーを受け、苔むしたガレ場を歩きながら探していくと巣はちょこちょこと見つかりだした。やはり好みがあるのか人気の木と不人気の木がある感じだが、それでも密度は決して低くはないようだ。
越冬巣は想像より少し小さく、幼虫に食われた葉が白く透けて目立つ。
こんなんでよく鳥に食われないなぁ…。
何はともあれ、ミヤマシロとのコンタクトはなんとか上手くいった。
一応諏訪に住んでいるのだから、やっぱりミヤマシロチョウぐらいは見ておかなければ。
いままで散々棚の上に上げてきた存在だったが、こうして少し進展があればやる気も起きるというもの。
来年の夏こそは、ミヤマシロの姿を探しに来たいと思う。
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2009.11.22 | Comments(6) | Trackback(0) | チョウ
