Vietnam again!(その6)
ブン屋さんから EOS50D EF17-40mmf4LISUSM
12月29日。
前日Gung Reに行った海野・ゆうざん両氏が素晴らしい成果を上げていたので、この日はDambriでキララを狙った後、Gung Reへと転戦することになった。
エリキノイデスキララシジミ♀ EOS50D EF100mmMacroLISUSM ストロボ
まずは朝一でDambriへ。
いつものポイントとは違う、草地のエリアへ行ってみることにした。
草地の周りの梢を叩いていると、目の前にエリキノイデスの♀が降りてきた。
新鮮で綺麗な個体。
エリキノイデスキララシジミ♀ EOS50D EF100mmMacroLISUSM
翅を開いてはくれなかったが、逆光で撮ると表の赤紋が透けて見えて美しい。
Delias pasithoe EOS50D EF100mmMacroLISUSM トリミング
嬉しかったのはDelias pasithoeが撮れたこと。
昔からアカネシロチョウと呼ばれている種類だそうだが、ようやくDeliasらしいDeliasが撮れたという感じだ。
自分は海外の虫に関しては詳しくないので、珍種よりは綺麗な普通種の方が嬉しいかも。
Delias pasithoe EOS50D EF100mmMacroLISUSM
変なとまり方をしているなぁと思っていたら、ハナグモに食われていた。
種類は違えども、日本と同じ光景。
生存競争はどこでも一緒だなぁ。
Euploea radamanthus EOS50D EF100mmMacroLISUSM
和名は確かシロモンルリマダラ…だったか。
翅の白紋が良く目立つし個体数も多い。
ただ、かなり敏感なのでついつい後回しにしていた。
Parantica agleaswinhoei EOS50D EF100mmMacroLISUSM
こちらもよく見かけていたが後回しにしていた方。タイワンアサギマダラだそうで、腹部が黄色いのですぐわかる。
ヒメアサギマダラParantica agleaとのご指摘をいただき確認・修正しました。
アオバセセリの仲間 EOS50D EF100mmMacroLISUSM ストロボ
林縁の葉裏で潜んでいたアオバセセリの仲間。
この状態では正直種類がわからない…。
エリキノイデスキララシジミ♂ EOS50D EF100mmMacroLISUSM
エリキの♂は9時過ぎにようやく出てきた。
新鮮な♀が出てきた所とは全然別の場所で、期待していた求愛→交尾はなし。
それでも今回見た中では一番新鮮な個体だったかもしれない。
エリキノイデスキララシジミ♂ EOS50D EF100mmMacroLISUSM
ちょっと珍しい光景。
普通はテリを張って占有行動をするため、同じ葉にとまるようなことはほとんどないが、この時は少しの間だけ何故か成立していた。
位置が高かったため2匹にピンを合わせられなかったのが悔しい。
カノコガの一種 EOS50D EF100mmMacroLISUSM
Damburiから引きあげる直前に見かけた美しいカノコガの仲間。
頭と両肩の白は花粉塊か!?…と期待したけれど、後で拡大してみたら体毛でがっかり。
ひと段落したらGung Reへ移動。
いざ行ってみると「なんで今まで来なかったんやぁ!」というぐらいいい森が広がっていた。
Gung Reの道 GR-DigitalII
木漏れ日の差すちょい暗めの道を行くとたまに日の当たるとこがあって、そんな場所がいいポイント。
ウンカの一種 EOS50D EF100mmMacroLISUSM ストロボ
まぁこういう所でも地味目なのから攻めていくんですけどね…。
Thaumantis diores EOS50D EF300mmf4LISUSM ストロボ
ここではやたらとワモンチョウの仲間が多く、Dambriでも出てきたF.eumeusとこのルリモンワモンチョウがやたらといた。特にルリモンは翅表の青が鮮烈な印象を残すのだけれど、残念ながらとまったときには翅を開かない。
結局この日は表は撮れずじまいだった。
Dodona egeon EOS50D EF100mmMacroLISUSM
豹柄模様のこのシジミタテハはここでしか見なかったものの一つ。
Dodona egeon EOS50D EF100mmMacroLISUSM ストロボ
こうして撮ってしまうとなんかキタテハみたい…。
ウラフチベニシジミ♀ EOS50D EF300mmf4LISUSM
林道の日当たりの良いところにはウラフチベニがちょんちょんと止まっている。
普通種とは言うけれどDambriでは見られないし、自分にとっては熱帯を感じさせてくれる好きなチョウ。
ウラフチベニシジミ♂ EOS50D EF100mmMacroLISUSM ストロボ
♂の翅表は青で豪華ですねぇ。
Lethe confusa EOS50D EF300mmf4LISUSM ストロボ
シロオビヒカゲの仲間Lethe confusaもここで初めてみた。
Dambriでよく見たL.vermaはしっとりとした感じなのに対して、confusaは精悍な印象。
もうちょっとまともに撮ってあるとばかり思っていたが、実際にはこれぐらいしか撮ってなかった(笑)。
マルバネクワガタの一種 EOS50D EF100mmMacroLISUSM ストロボ
午後2時を過ぎるとあまりチョウは飛ばなくなる。
それでも昼前後にタテハの多かった場所でウロウロしていたら、マルバネクワガタの死体を見つけた。
まだ柔らかく、破損もそれほど進んでいない。
ひょっとして生きている個体もいるのではないかとあたりを探すといくつかの死骸が見つかり、それに続いて生きている♀が見つかった。
ここまでまともな甲虫を見ていなかったのでテンションが上がるも、結局この一頭どまりで終わってしまった。
マルバネクワガタの死骸 EOS50D EF100mmMacroLISUSM ストロボ
見つけた死骸を並べてみた。
右3頭は同じ種類だろうか?左の一頭だけは明らかに別種だろう。
これは資料がなくて同定できそうにないので、そのうち知り合いに同定してもらおうかと思う。
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2010.02.05 | Comments(4) | Trackback(0) | 遠征記
