エゾアリガタハネカクシ
エゾアリガタハネカクシPaederus parallelus
地面に横たわっていた朽木の下から出てきたエゾアリガタハネカクシ。
同属のアオバアリガタハネカクシと同様に体にペデリンという有毒物質を持っているという。
私自身はこの被害にあったことはないが、水ぶくれなんかになるそうである。
アオバと違ってあまり話題にならないのは、後翅が退化しているため飛べないので灯火に来ることがないせいかもしれない。
灯火に来ることがなければこうした甲虫と人との接点はほとんどなくなるんじゃないだろうか。
ハネカクシの仲間はれっきとした甲虫だが、前翅が短くなった特殊な外見のグループ。
間違いなくマイナー昆虫の中に入るだろうけれど、様々な環境に適応していてベラボーに種類数が多く生態や形態も多岐にわたるので、そういう意味では魅力的。
ただ被写体としては小さい、速い、地味、ヴィジュアル的に種類が分かりづらいなどかなり難ありな所があるのでいつもスルーせざるを得ないのが残念ではある。
そんななかでこのエゾやアオバあたりは見た目は結構華やかだし、毒なんて飛び道具もあるしで比較的アプローチしやすいところかなぁなんて思う。
2010年2月14日 岡谷市 EOS50D MP-E65mm F2.8 1-5×Macro photo ストロボ2灯
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2010.02.17 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫
