メガネサナエ
昨日の夕方、活発に活動するミルンヤンマを見かけてから、なぜだか無性にトンボを撮りたくなった。
頭に思い浮かんだのはずっと置いてあった宿題、メガネサナエ。
諏訪に住んでいるのにまだまともにメガネサナエを見たことがなかったので探してみることにした(いや前日も探してるんですけどね)。
事前知識で川を遡ってみた方がいいらしいということは聞きかじっていたが、一応諏訪湖畔も当たってみた。
全く姿なし。
まぁ、状況確認は出来たってことで、流入する川をあたってみた。
以前からなんとなく気になっていた川へ行ってしばらく川面を見ていると飛んでいるメガネサナエの姿。
んで、複数。
あ、ここだったのかぁ…早く来てみればよかったなぁ…。
まさか高校生の頃の記憶が役に立つとは思わなかった。
何事も分かってしまえばそんなモノかもしれないけどね…。
メガネサナエ様近影。
気温が高かったせいなのか、どの個体もかなり敏感で2m以内に近づかせてくれたのはこの個体ぐらい。
もう少し気温が下がれば近づかせてもらえるのかな…。
やっぱり暑いのか、倒立も披露。
このメガネサナエというトンボ、基本的には稀なトンボで確実に見られる産地は全国でも琵琶湖と諏訪湖ぐらいしかないという意外に見づらいトンボ。
トンボ好きな人なら諏訪湖のトンボといえばかなりの確率でメガネサナエが出てくると思う。
だが、地元で諏訪湖のトンボと言えば間違いなくウチワヤンマである。
メガネサナエの存在を知っている人はかなり少ない。
ミヤマサナエに至っては、たぶんほぼ皆無。
メガネサナエなんて、本来なら誇るべきトンボじゃないかと思うんですけどね~。
まぁ湖自体がクサイ、汚い、緑色という三重苦なので仕方ないかもしれませんが。
メガネサナエ Stylurus oculatus
2010年9月5日 長野県諏訪市 EOS50D EF180mmF3.5MacroLUSM 一枚目トリミング、三枚目のみ内蔵ストロボ
2010.09.05 | Comments(2) | Trackback(0) | トンボ
