ムネアカオオアリとトゲアリ
久しぶりの樹液夜回り。
収穫はほとんどなかったが、一本の木の根元にアリが固まっていた。
この辺に多いトゲアリかな?と見てみるとムネアカオオアリ。
ちょっと残念に思いながら見ていると、その下の地面で2匹のアリが組み合っている。
おやおや、と思いながら良く見ると…組みふせられているのはムネアカオオアリ、もう片方は見覚えのないアリ。
だが、その形や特徴からトゲアリの女王であろうことは想像できる(ネットで見る限りではトゲアリで良さそう)。
この光景を見ながら、トゲアリは一時的社会寄生を行うアリで、ムネアカオオアリもその対象となっていたことをおぼろげながら思いだしていた。
やがてムネアカオオアリを放したトゲアリ女王はムネアカオオアリの巣穴を覗きこみ…。
そのまま中へ吸い込まれていった。
両種とも比較的よく見かけるアリではあるが、このシーンを見たのは初めて。
きっとトゲアリの巣の数だけ、人知れずこうしたドラマが繰り返されてきたんだろうなぁ。
ムネアカオオアリ Camponotus obscuripes
トゲアリ Polyrhachis lamellidens
2010年9月25日 山梨県北杜市 EOS50D EF100mmF2.8MacroLISUSM ストロボ(MT-24EX) 2枚目のみトリミング
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2010.09.25 | Comments(2) | Trackback(0) | ハチ
