高ボッチのヒメヒカゲ
梅雨明けが正式に発表されましたね。
ところが山へ行ってもほとんどセミが鳴いていません。
緑だけはやたらと濃いのに周りは静まりかえっていて、凄く不気味です。
“沈黙の春”ならぬ“沈黙の夏”なんて…。
正直御遠慮申しあげたいところです。
本日は高ボッチ・鉢伏山周辺へ。目的はヒメヒカゲです。
ここらへんのヒメヒカゲは中部亜種と言われているようで、チョウ好きには結構有名らしい。
せっかく諏訪に戻ってきたんだし、こりゃ見ておかにゃあなんねぇべ…。
と気楽な感じでいざ出撃!であります。
鉢伏山あたり
EOS20D Sigma17-70mmZoom
途中で恒例の通行止めトラップにひっかかりまくり、かなりの時間をロスしつつも何とか到着。
むう…ガスってくるとなんか涼しいを通り越して肌寒いけど…まぁいいか。
道沿いの草むらを見つつ進むもヒメヒカゲ様はなかなかいらっしゃいません。
時期も場所もいいはずなんだけどな…ひょっとしてふしあなの本領発揮か!?
コヒョウモンモドキやエルタテハと遊びながら時間を潰したが、飽きてきたので来た道を引き返すことに。
ヒメヒカゲ♂
EOS20D EF100mmMacroUSM
引き返しながらも途中の草むらをチェックしていくと、いくつか目でやたらと茶色いチョウが飛んでいるのが目に入った。
おお!こちらにいらっしゃいましたか!
ヒメヒカゲの特徴はその裏面の色ですね。
俗に“カフェオレ色”とも称される濃い目の茶色です。
地味好き・渋好みにはたまらない色ですね。うひゃひゃ。
ヒメヒカゲ♂
EOS20D EF100mmMacroUSM
こちらもヒメヒカゲの♂ですが裏の地色が薄めです。
今日見た限りではこれ位の色のものが多かったのですが、スレてしまったものなのか、あるいは個体差なのか。
個人的には個体差のような気がするんですがどうでしょうねぇ。
ヒメヒカゲ♀
EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらは♀。
前翅の縁取りがアクセントとなり、よりシックな雰囲気をしています。
2匹しか見かけず、両方とも新鮮な個体でした。
まだあまり発生が進んでいない、ということでしょうか。
ヒメヒカゲ飛翔
EOS20D Sigma17-70mmZoom ストロボ
大空の向こうまで飛んで行け!ってな感じですが、ヒメヒカゲはそんな飛び方はいたしません。
大体膝から腰ぐらいの高さをチロチロとゆっくり飛びますし、ヒメの名が冠されている通りかなり小さいので、ヒカゲチョウというよりはシジミに近い感じですかね。
また、飛翔がゆっくりとしている割に、とまっている時は神経質な感じを受けました。
見つけたのが昼過ぎでしたので活動的だったとも考えられますが、生息地が草むらということもあって近づくのにはちょっと時間がかかりました。
手乗りヒメヒカゲ
EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
いくら可憐だといってもやっぱりそこはヒカゲチョウ。
汗なんかには惹かれるようですね。
最後で手乗りになっていただきました。
ヒメヒカゲは今回初めて見ましたがとても可愛いチョウですね。
また会いに行くことにいたしましょう。
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2006.07.30 | Comments(0) | Trackback(0) | チョウ
