2010年末ベトナム:12/25
いいかげん書いておかないと…と消極的な感じですが、遠征記です。
出発は12/24の午前6時。
それからホーチミンのホテルで就寝したのが午前1時半(日本時間午前3時半)で、翌日は午前5時集合出発。
毎年この日が一番ハードだ。
というわけで、車に乗り込み出かけたのはいいものの、途中で故障して止まる(汗)。
どーもクラッチがイカレたらしい。
最初っからこれじゃなぁ…と思いつつ、仕方がないので代車が来るまで道路脇をウロウロ。
民家の庭先で見つけたジンガサハムシの仲間。
大型で美しい種類だった。
しばらくして代車が来たので一応目的地?のThac Maiへ。
朝、ホテルを出た時に感じていたのだが、例年より気温が低いようで過ごしやすい。
そして過ごしやすいだけでなくて、虫が見つからない…。
ハナカマキリHymenopus coronatusは昨年とほぼ同じ場所で一頭だけ見つかった(自分が見つけたわけじゃないけど)。
流石に毎年たくさん見られるわけではないらしい。
さくさくといつもの道を歩いて行くが、ホントにチョウがいない!
そしてその他の虫も少ない!
いつもアゲハが群れていた場所も静まり返り、なんだか今年はヘンだぞ…というのを感じる。
奥へ奥へと歩を進めていくと、白いチョウが目に入る。
あ、ニベアNeomyrina niveaだ…。
改めて周りを見回すと、時折林から出てくる白いチョウは全部ニベアの♀。
基本的に珍しいシジミらしいのだが、何故かたくさん飛んでいる。
ほとんどがボロということもあり、発生期の後半にあたったのだろう。
ボロとはいえ、ニベアはニベア。
英名のWhite Imperial、和名のテイオウシジミというのは伊達ではない。
しかし尾状突起が切れた個体が飛んでいる姿は、ぱっと見シロチョウに見える(つまり、それだけでかい)。
一本の貧弱な木に4~5頭ほどのニベアが群がっていた。
行動を見ていると、明らかに産卵したがっている。
しばらく待っていると、産卵行動を取っているようだった。
まぁ、あまり刺激するのもアレなので、このあたりまでにしておく。
別の木で産卵されたという卵を教えてもらった。
自分はまだムラサキシジミの卵を見たことがないが、そっくりなんだそうである。
なんでも近縁なんだとか。
同じ木で、おそらくニベアと思われる幼虫も見つかった。
やたらとぺったらこで、これもムラサキシジミに近いらしい。
別の幼虫にはアリがまとわりついていたが、意外なほど人気がないようだった。
結局この日はニベア以外に見られた虫は多くなく、こんな所。
車の故障というアクシデントがあったとはいえ、それにしても…という感じのやや不安なスタートとなった。
EOS7D
EF100mmF2.8MacroLISUSM ストロボ(SP580EX)
Tokina AT-X 107 DX Fisheye10-17mm F3.5-4.5
MP-E65mm F2.8 1-5×Macrophoto ストロボ(MT-24EX)
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2011.01.14 | Comments(5) | Trackback(0) | 遠征記
