生け垣のナミアゲハ
昨日からなんだか頭が痛い。
今日は素晴らしく晴れ渡ったまさに秋晴れの一日だったけれど、夕方からの用事もあるし、前述の頭痛もあってご近所散歩に徹することにした(いや実際は多少山も歩いたのだけれど)。
先日から再び気になっていたのがナミアゲハ。
モンシロチョウと並びもっとも身近なチョウとされるが、その一方で写真をほとんど撮っていないというのもまた同じ。
近くにいるアゲハチョウの中で、ナミアゲハとクロアゲハは市街地でしか見られない種類なので、普段山に行っている自分としてはそうそう目にする機会がないのである。
クロアゲハに至っては一枚も写真がないという体たらくだったりして(笑)。
そんなわけで、小学生の頃よくアゲハを見たカラタチの生け垣を訪れてみた。
ついて早々、蛹が次々と見つかったけれど、どの蛹も色が悪くて皆死んでいるような気配。
あっという間に20ぐらいの蛹が見つかる密度だから寄生率も高いのだろう。
生け垣についていた蛹はほとんどが寄生を受けていたような痕跡を残している。
これはアオムシコバチの仲間の脱出痕だろうか。
ギアガの大穴ばりに穴が開いたもの。
これはアゲハヒメバチあたりの仕業か?
無事なように見えた蛹はいずれも生け垣から離れた場所についていたものばかり。
やはり特殊な条件下ではこうなってしまうのかな。
そろそろ皆蛹になっている時期かと思っていたのだけれど、意外に幼虫の姿も多かった。
けれど、もう生け垣に残っている葉はほんの僅か。そのわずかな葉を探しているのか、彷徨っている幼虫も。
こんな小さな幼虫もいたけれど、多分冬を越すのは無理だろう。
冬はもうすぐそこなのだから。
ナミアゲハ Papilio xuthus
2011年10月29日 長野県下諏訪町 EOS7D EF8-15mmf4LFISHEYEUSM,EF100mmf2.8MacroLISUSM ストロボ(SP270EXⅡ,MT-24EX)
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2011.10.29 | Comments(2) | Trackback(0) | チョウ
