ランカウイ日記+(ぷらす):12/31
雨上がりの道を歩いているとフラフラと飛んできて梢に止まったのはオビクジャクアゲハPapilio palinurus。
このポイントに入り始めたときから見かけてはいたものの、常に飛びまわっていて撮影チャンスが無かった。
続いて会ったのはやたらとでかいワモンの仲間。
コウモリワモンの仲間のAmathusia phidippsという種のようだ。
これでも並みのアゲハよりはるかに大きい。
キボシとゴマフを足したようなフトカミキリ。
カメムシの一種。
キャメロンハイランドでも似たものを撮影した記憶がある。
道を歩いていたサンヨウベニボタルDuliticola sp.の♀。
ze_phさんが発見したもの。
ゴム園が続く。
ここでは度々キングコブラが目撃されている模様。
いい感じの川も流れてたり。
近くの地面からパリパリと音が聞こえてきた。
シロアリさんがせっせと落ち葉を分解中。
ゴムの倒木に群れていたオオキノコムシの仲間。
Cheritra freja。
これでもかというほど美しい。
和名はセキレイシジミとかモリノオナガシジミとか呼ばれている。
翅を全開にしたまま固まっていたヨコバイ。
複数がこの状態で止まっていたが、何か意味のある行動なのだろうか?
日本産のヨモギシロテンヨコバイも翅を広げる行動を取るが、それと違うのは後翅までガッツリ開いている所。
腹部の縞模様をハチに似せているのだろうか?
不思議な行動だなぁ。
目の前の道に黒っぽいタテハチョウの姿。
ストロボを使うと裏面の複雑な模様が浮かび上がった。
一度見てみたいと思っていたソトグロカギバタテハRhinopalpa polynice。
一属一種のちょっとヘンなチョウ。
近くの葉に止まりチラッと翅表を見せた後…
くるっと回って翅を開く。
目に痛いほどの鮮やかなオレンジだった。
午後は場所を移し、みんなでヒーヒー言いながらツムギアリの巣をいくつか暴いたが、収穫なし。
記録写真を取っておかなかったのは失敗だった。
不思議だったのは複数の巣を暴いたのに女王が全く見つからなかったこと。
これには皆首を傾げていた(通常は見つかるものとの話)。
私も目を凝らして好蟻性の昆虫を探してみたが見つからなかった。
一体なんだったのだろう?
翌日まで島に滞在したものの、最終日は雨になりこの日が実質的な最終日となった。
なんだか尻すぼみになってしまった気もするが、やはり初めてのところは面白い。
お世話になった方々に、感謝。
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2012.04.17 | Comments(6) | Trackback(0) | 遠征記
