ビャクシンカミキリ
曇りから小雨の一日。
午前中に近くの渓谷へ行ったら若い虫屋さんに出会った。
聞いてみると近くの出身で、なおかつ母校の後輩らしい。
おぢさんは嬉しくなりましたよ、と。
その後、また別ポイントへの移動中に材木が置いてあるところがあった。
アカマツ、コナラ、ヒノキ等の材のようだ。
ふとスギカミキリがいないかと思い立ち樹皮をめくってみることに…。
出てきたのはスギカミキリではなくてビャクシンカミキリ。
スギカミキリは見たことあるけどビャクシンは初めてだ。
スギカミキリもビャクシンカミキリも早春に出てくるカミキリで、どちらもスギやヒノキなど、他の虫があまり付かないような木につく。
関東辺りだと3月下旬~4月上旬に出てくるのだけれど、こちらでの出現期はいつごろなのかなと思っていた。
この感じだと大体GWぐらいが適当?
いつもはヒメギフ追っかけてたりしてたから、目につかなかったのかも。
最初に出てきた個体は黒味が強く、「あれ?ビャクシンってこんなんだっけ?」という感じ。
帰って調べてみたら個体変異が結構あるようだ。
樹皮をめくっていくと、次々出てきた。
暗いせいか、表に出て来ている奴もいる。
こちらではこの色のパターンの方が一般的だろう。
不思議だったのは逃げている採集に突然立ち止まることがあること。
何やらヤニらしきものを舐めているような感じ。
これがこいつらの後食なのだろうか?
♀は幅広で、想像していたよりずっと大きかった。
この個体もヤニを舐めているように見えるが、小雨の中だったのでよく確認できず。
目的のスギカミキリは見つからなかったけれど、嬉しい出会いだった。
また夜に覗いてみたいところではあるが…。
ビャクシンカミキリ Semanotus bifasciatus
2012年5月2日 長野県岡谷市 OLYMPUS OM-D E-M5,M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R,LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm ASPH Mega O.I.S,ストロボ(FL-LM2,ヒカル小町Di)
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2012.05.02 | Comments(5) | Trackback(0) | 甲虫
