コシアカスカシバを探して
クヌギの幹から突き出した、コシアカスカシバと思われる蛹殻。
この週末はコシアカスカシバを探して彷徨っていた。
土曜日は長野県内で記録のある東信地域を中心に探索するが、残念ながら手がかりはなくカシコスカシバと思われる蛹殻を2つ見つけただけで終わり。
やはりキビシイのか…。
そこで思いたってやせがまさんのフィールドを訪ねてみることにした。
やせがまさんからは2週続けてコシアカスカシバの報が寄せられていたし、こういう場合はまず実物を拝むことが肝要。
久々のプチ遠征、である。
案内していただいたのは典型的な関東の里山環境。
最初のうちはなかなか手がかりが見つからずにいたが、しばらくしてシラカシの幹にスカシバの蛹殻を見つけた。
なんとなく丸っこく、これまで見た蛹殻とは違う感じがする。
たぶんこれがコシアカでしょう…。
その後、周りのシラカシからポツポツと蛹殻を見出した。
やっぱりいるとこにはいるんだなぁ…なんて考えながらしつこくシラカシをチェックしていく。
おおう…。
この目に染みいるヴィヴィッドなレモンイエローは…。
初めてみるコシアカスカシバの♀っ。
この個体はしばらく産卵を観察させてくれた。
飛んでいるところは小ぶりなキイロスズメバチのワーカー…というところ。
ただ、色はもっと鮮やかで明るい。
産下された卵。
等倍で撮影したものをピクセル1/2倍でトリミング。
成虫に比べて卵が著しく小さいのは他のスカシバとほぼ同様。
飛翔は欲張り過ぎてピンボケてしまった。
…が、まぁまぁ最初にしちゃあ上々でしょう。
成虫はこの1個体のみだったが、その後も複数のポイントで次々と蛹殻を見つけることができ、なんとなく好む状況を把握できたような気がする。
ということは、やはり今まで探していた場所はいわゆる薄い所だったのではないだろうか。
さてさて、次のステップへ。
一歩ずつ積み重ねていくしか…ないんだろうなぁ。
コシアカスカシバ Sesia scribai
2012年9月16日 東京都狭山丘陵 OLYMPUS OM-D E-M5,M.ZUIKO DIGITAL14-42mmF3.5-5.6ⅡR
EOS7D EF100mmf2.8LMacroISUSM,EF8-15mmf4LfisheyeUSM ストロボ(SP270EXII)
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2012.09.16 | Comments(0) | Trackback(0) | ガ
