クツワムシ
再び丹沢山麓の続き。
この日、鳴く虫を撮ろうと粘ったのは虫けら屋さんが放ったひとこと「今ならクツワムシがいますねぇ」だった。
クツワムシはほとんどの信州人にとって馴染みがない虫だろう。
自分も10年以上前に一度撮影したことがあるだけで、それ以来見ておらず、ちょうどいい機会だと思ったわけである。
あたりが暗くなってから回ると、カシャシャシャ…というクツワムシの声が何箇所かから聞こえてきた(最初はあまりにも久しぶりで分からなかった)が、いずれも深い藪の中。
ちょっとアクセスがしんどいな~と思ってあたりを回ることしばし、ようやく草刈された中に少しだけ残った草むらの中で鳴くクツワムシの姿を発見できたのだった。
体が大きく、動きはゆったり、のんびり。
あまり素早くない彼らにとっては、藪から出ることは危険な行為なのかもしれない。
アオマツムシの猛烈な勢いに圧され気味ではあるが、まだ健在なクツワムシの姿を見て、ちょっとほっとしたのだった。
クツワムシ Mecopoda nipponensis
2012年10月6日 神奈川県丹沢山麓 EOS7D EF8-15mmf4LfisheyeUSM,EF100mmf2.8LMacroISUSM ストロボ(MT-24EX)
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2012.10.15 | Comments(0) | Trackback(0) | バッタ他直翅系
