新潟プチ遠征:秋のコブヤハズカミキリ編
コブヤハズカミキリ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
さて、10月の21-22と一泊二日で再び新潟へ行ってきました。主だった目的はコブヤハズカミキリ。秋に成虫が出現し、一度活動をしてから越冬、翌春に繁殖という特徴的なライフサイクルをもつカミキリムシです。何度か道路上を歩いている個体を見たことはありましたが、コブらしいシチュエーションで出会ったことはゼロ。
そんなわけで、コブ的な出会いを求めて出撃であります。
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちら陽だまりのコブヤハズカミキリ。
色彩的には激しく地味なカミキリムシですが、その特徴的な体型と、飛翔できないが故に地域ごとに著しく分化しているあたりが人気の源ですね。
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
背中には特徴的な隆起があって、これが"コブ"と称されているわけです。
一方の矢筈(やはず)とは、矢を弓につがえるためのくぼみのことだそうで。
うーん、コブヤハズの場合は模様を指しているのか翅の形を指しているのか微妙なところですねぇ。
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
コブヤハズカミキリ成虫は、木に引っかかって空中に浮いている状態の枯葉を好んで食べるらしいので、そんな落ち葉をひたすら捜して歩きます。
丸まった落ち葉の中にくるまっていることも多く、運がよければこんな姿にお目にかかれることも。
コブ"らしい"シーンですが、撮影に適した個体を見つけるのは意外と大変。
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらは見つける直前まで葉を摂食していた模様。
葉の縁から食べ始めるのだと思っていたのですが、どうやら葉の真ん中からいきなり食べ始めるようです。食痕が見つかるのは圧倒的にホオノキが多く、他の植物ではあまり見かけませんでした。種類や地域によって差があったりするのかもしれません。
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM
中空の枯れ葉から飛び出す長いアンテナ。
こんなシーンに出合うのが夢でした。
いやあ、ほんといいカミキリですね。
そんなわけで、コブ的な出会いに癒され、そこはかとなく満足した私なのでした。
今回であった他の生物についてはまた次回にでも。
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2006.10.24 | Comments(6) | Trackback(0) | プチ遠征
