
数年前からその名前だけ聞いていた
フジハムシのそっくりさん。
その名をサクラムジハムシという。
ハムシハンドブックにも載っていないしネット上の情報も限られるドマイナー種だが、赤と黒のコントラストが美しいハムシである。
写真だと違いが分かりにくいかもしれないが、実物はフジハムシより一回りほど大型で体型が長細く、フジハムシを見慣れている人なら間違いなく違和感を感じるだろう。あと図鑑を見ていたらカンバムジハムシというのもいるようだが、そちらはだいぶ色が違うようだ。
ホストはその名の通りサクラ類(保育社の甲虫図鑑にはウワミズザクラと記述がある)のようだが、ここでの観察ではむしろナナカマドに多くの個体が見られ、こちらの方がよほど好まれているのではないかと感じられた。
周囲のナナカマドに見られた幼虫。成虫も同時に見られたことから、おそらくサクラムジハムシの幼虫だろう。前述のサクラ類やナナカマドの他、アズキナシ(現地ではわからなかった)でも幼虫を見ることができたことから、バラ科木本をそれなりに広く食樹とするのかもしれない。
生息地近くの森の中。諏訪の森とは違って下草が豊かだ…。
本来信州の森もこうでなきゃ…ねぇ。
2023年5月 群馬県
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2023.05.29
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キジムシロ花上で憩うクロヒメヒラタタマムシ。
カラマツ植林があるところではよく見かけるタマムシで、春から初夏にかけてルリマルノミハムシやモモブトカミキリモドキといった連中と一緒に見られる。
派手な種類ではないが、なんとなく毎年カメラを向けてしまう被写体だ。
2023年5月 長野県
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2023.05.16
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今年は例年と比べて随分と春の進みが早かった。
おまけに4月後半にほとんど時間が採れなかったのもあり、ほんの数回見に行っただけで時期を逃してしまった。
この個体はなぜかニリンソウの花に興味を示していたが、たしかニリンソウは蜜を出さなかったような気がする。
謎。
2023年4月 長野県
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2023.05.07
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久しぶりにフィールドに出て、近場のポイントの状況確認。
その最中、いつもキバネツノトンボを見ている空き地を通りかかったのでまだ早いかな…と思いつつ状況確認。
まだ飛んでなさそうだな…と帰ろうとすると、足元に羽化直後のキバネツノトンボの姿を見つけた。
この状態のものを見つけたのは初めてで変な声が出た。
しばらく見ていると春風がふわりと通り過ぎたのをきっかけにいつもの翅のたたみかたへ。
まだ色が淡く、黒も浮き出ていない。

その後トンボよろしく処女飛行を狙ったのだが、これが想定していた方向と逆方向に飛び出してしまい、思った画からはだいぶ外れてしまった。
この辺はきっと気分次第だし、しょうがないかな。
2023年5月 長野県
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2023.05.05
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久々に近場の里山へ。
今季初のベニシジミを見たが、もう少し飛び古しているのかなといった風体。
どちらにせよ、このオレンジ色は、見ていて嬉しくなる。
そんな里山もこういう風景が増えてきた。
しかもすごいペースで広がっている。
いろいろ口をはさむ権利などないのだが、ちょっと寂しい。
2023年4月 長野県
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2023.04.20
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